WMX2-U03用リフレクタ

はじめに

最近,栃木から千葉のほうに引っ越しました。 固定回線を引きたくなかったのでWiMAXを契約したのですが,栃木にいた頃よりなんだか回線状況が悪いです。 Angelic Crestというゲームをやっているのですが,このゲームは放置ゲーなので回線が切れると困ります。 そこで,すこしでも電波状況を改善できないか調べてみたところ, リフレクタを設置するとかなり改善できるということが分かりました。
で,実際に作ってみたところ,今まで1時間に1回くらい回線が切れていたのが, 1日1回切れるか切れないか程度のところまで改善でしました。 せっかく作ったので,記録を残しておきます。

基本設計

当初,パラボラのリフレクタって焦点上で位相が合うように周波数ごとに設計をしないといけないと思っていたのですが, 調べてみるとそうではないようで,垂直に入射した信号はかならず焦点までの経路長が同じになるようです。 ということで,二次曲線とその焦点さえ作図しちゃえばそれでよいってことみたいです。 そんなわけで,イキナリ図面を書いてみました。
パラボラリフレクタの図面
私はWMX2-U03をWMX-GW02Aに刺して使っているので,高さが100mmあれば収まります。 あとはA4用紙の組み合わせで作れる程度の適当な大きさにしてみました。 ちなみに図面は私が趣味で使っているRhinoceros4で作図しました。

展開図

このリフレクタを紙で作るための展開図を作図しました。 実際に作る際は,紙厚0.23mmのマット紙に印刷して切断,組み立てしました。
なお,この図面はパブリックドメインとします。 無断で好きなように流用してください。

parabola_pdf.zip PDF形式の展開図です。普通の人はこれを印刷してください。
parabola_dxf.zip DXF形式の展開図です。外形寸法図の寸法表示が1/2になっちゃってます。
parabola_rhino.zip Rhinoceros4形式の展開図です。3次元のデータも入れておきました。

組み立て

土台の展開図
土台部分は上の絵のようになります。 放物線状の切れ目の部分には,後で反射板を固定するために使います。
反射板の展開図
反射板部分は上の絵のようになります。 これにアルミ箔を貼り付けてください。

設置

設置状態
実際に設置するとこんな感じです。 たまたま持っていたアルミテープが茶色のものだったので銅箔を使っているように見えますが, 単なるアルミ箔です。 電源とLANケーブルに念のためコモンモードチョークを入れてあります。